ゼロから考える自由論
さて、きょうは「自由」について語ろうと思います。
これは、「会社辞めて自由になろうぜ!」にとどまりません。
自由の軸、何をもって自由と言うかの基準は、たくさんあっていいと思います。
福沢諭吉が「学問のすすめ」を書いたのは、日本人の「自由」と「独立」を確保したかったからでしょう。
ミャンマーのアウン・サン・スー・チーさんが、軍事政権に抑圧されながらも勝ち取りたかったものは、「自由」でしょう。
人類は宇宙に進出することで、重力から自由になったと言えるかもしれません。
こう考えると、「自由」というのも軸によって色々変わってきますね。
以下、「自由」の軸となるものを列挙しておきます。
【「◯◯の自由」リスト】
・金銭的自由(お金に不自由しないこと、money rich)
・時間的自由(時間に不自由しないこと、time rich)
・交友関係の自由(人脈、仲間、異性に不自由しないこと、friend rich)
・心の自由
・発想の自由
・情報の自由
・移動の自由
・重力からの自由
・道具を使いこなせる自由
──リストアップはここまで。
ところで、「自由」って言葉は多義語ですね。
「お金の自由」と言っても、(A)「お金に不自由しないこと money rich」なのか、(B)「お金から自由になること free from money」なのかで大分変わりますね。
お金持ちは(A)「お金に不自由しない」状態です。Rich person ということ。ただし、お金持ちだけど「お金から自由になっていない(not B)」人もいるかもしれません。
「お金を持たなくても(not A)幸せに生きる方法」を探求している人もいます。自給自足のコミュニティをつくり、必要なものは物々交換で済ますという考えを実践している人も世界には存在します。彼らは貨幣を使いません。 コレが「お金から自由になること(B)」と言えるかもしれません。
僕は(A)にも(B)にもなれるようにしたいです。それが、貨幣が無価値になったときにも対応できる人間ということですから。