売上200%!初めての商売
初めての商売は、全然売った気がしないものでした。
あれは大学生の頃、国会図書館で調べ物を終えた帰り道に最寄り駅に起きました。
外は雨。傘を畳んで階段を降りようとする僕に、立派なスーツを来たインド人が話しかけてきました。
「ここらへんにコンビニはありませんか?これから大事な会議なのに傘がないんです」
議員と会議か!そりゃ大事な話だろうな。
でも、国会議事堂前の駅周辺はほとんどコンビニがない。
なので、僕は自分の傘を渡すことにしました。
「これを500円でお譲りします。コンビニで買うのと同じ値段です」
自分は後で行った先の駅で買えるでしょうから心配ありません。
「ありがとう!」
インド人は1000円札を僕に渡し、手を振り走り去っていきました。
僕が「お釣りは!?」と言う暇もないくらい即座に去りました。
「おつ!」くらいは言っていたかもしれませんが、
相手は「乙!」と言われたと思ったかもしれません。
ここで僕は
500円の元手で1000円の現金を得ました。
【利益÷元手が200%】
ここだけ聞くとボロ儲けしてるみたいですねwww
なぜこの商売が成り立ったかと言うと、
【相手が今めちゃくちゃ欲しいものを】
【目の前に出したから】
ただそれだけです。
やる気も、商品価値のアピールも不要!
僕自身、これが商売になっていたことは後になってから分かりました。
傘なんて彼に渡すまで「ただの持ち物」でしたよ笑
それがまさか「商品」になっているとは思いもよらないことでした。
幼なじみの異性が、めちゃくちゃいい女/いい男に育っていると気付くくらい、
思いも寄らないことでした。
ちなみに知人には、雨を予測し安いうちから傘を買い占め、雨が降り出したら大学構内で500円で売るというのを集団でやってた人がいますwww
規模が大きくなりすぎて大学から止められたそうですがww
僕とインド人とのエピソードで大事なことはたった一つ。
【相手がめちゃくちゃ欲しいものを目の前に出す】
これがお金を得る上でのたった一つの大事なことです。